【嫌がられる?照明の施主支給】工務店への切り出し方&断られたときの引き際

照明器具の入った箱を差し出し緊張した表情の電球キャラクターのイラスト。照明の施主支給を工務店に相談する記事のアイキャッチ

照明を施主支給したい。でも、工務店にどう切り出せばいいかわからない。「嫌がられたら気まずい」「これからの関係が悪くなったら困る」——そう思って言い出せずにいる人は多いと思います。

わたしもそうでした。我が家は照明をすべて施主支給しましたが、最初に切り出すときは正直かなり緊張しました。結果は、拍子抜けするほどあっさりOK。施主支給した話の全体は別の記事に書いたとおりですが、この記事では「どう切り出すか」に絞って、嫌がられる理由・実際に使った伝え方・断られたときの引き際までをまとめます。

結論:嫌がる会社はあるが、聞くだけならタダ

先に結論から。施主支給を断る会社や嫌がるケースは実際にあります。工務店自身が「施主支給はお断りしています」と公言していることもあるくらいです。ただし、確認するだけで関係が悪くなることはまずありません。ダメなら「そうですか」で終わる話です。

むしろ、言い出せないまま進めて、あとから「自分で用意すればよかった」と後悔する方がずっともったいない。迷っているなら、まず聞いてみることをおすすめします。

なぜ嫌がられるのか。業者側の事情を知っておく

切り出し方を考える前に、相手の事情を想像しておくと話がスムーズです。わたしは住宅業界の中の人ではないので、あくまで調べた範囲になりますが、工務店やハウスメーカー側の発信を読むと、施主支給を嫌がる理由として主に3つが挙げられています。

①利益が減る

照明器具を会社経由で購入すると、そこには会社の利益が乗っています。施主支給はその分の売上がなくなるので、会社としては単純に儲けが減ります。

②保証と責任の線引きが面倒

施主が用意した器具に不具合があった場合、「器具が悪いのか、取り付けが悪いのか」の切り分けが必要になります。この責任の線引きがあいまいになるのを嫌う会社は多いです。

③現場の段取りの手間が増える

器具がいつ届くのか、どこに保管するのか、取り付けの日に間に合うのか——施主支給は現場の段取りに変数が増えます。忙しい現場ほど、この手間を避けたがります。

つまり、嫌がられる理由の大半は「利益」「責任」「段取り」の3つ。逆に言えば、この3つの不安を先回りして消す伝え方をすれば、嫌がられにくくなります。

実際に使った切り出し方【そのまま使える言い方】

わたしが工務店に伝えたのは、こんなニュアンスの一言でした。

「照明器具を自分で用意したいのですが、可能でしょうか?取り付けの工賃は別途お支払いします」

ポイントは3つあります。

①「工賃は払います」を最初に言う

業者側の「利益が減る」という不安に対して、「タダで付けてもらおうとは思っていません」という姿勢を最初に見せます。これだけで話の通りやすさがかなり変わると感じました。実際、うちの工務店の返答も「問題ないですよ、取り付け工賃は別途いただきますが」というものでした。

②保証の扱いを自分から確認する

「施主支給にした場合、保証はどうなりますか?」と、責任の線引きをこちらから聞いてしまいます。うちの場合は「私たちの購入でも施主支給でも、元々のメーカー保証は変わりません」という返答でした。ただし、施工に関する保証の扱いは会社によって違うので、ここは必ず確認してください。

③切り出すタイミングは早めに

「段取りの手間」への一番の誠意は、早く伝えることです。配線や器具の選定が進んでから言うと変更の手間が増えますが、打ち合わせの序盤なら業者側も織り込んで段取りできます。照明打ち合わせの流れと確認事項は別の記事にまとめています。

身構えていたほどの抵抗は、何もなかった

正直に言うと、あれだけ緊張して切り出したのに、抵抗らしい抵抗は何もありませんでした。あとから知りましたが、施主支給自体はそれほど珍しい話ではなく、「言ってみたら意外とOKだった」という体験談はよく聞きます。

もちろん、これは会社と担当者によります。うちは理解のある工務店で、運が良かった面もあると思います。ただ、確認しなければこの「あっさりOK」にもたどり着けなかったわけで、やはり言ったもの勝ちだと感じています。

断られたときの引き際

会社の方針として断られたら、食い下がらないのが正解です。施主支給の可否は会社のルールなので交渉で覆るものではありませんし、これから長い付き合いになる相手と気まずくなる方が損です。

その場合も、あきらめる前に試せる代替案があります。

  • 範囲を絞って相談してみる:「全部は無理でも、ペンダントライトだけ」など、一部だけなら通ることがあります
  • 引っ掛けシーリングにしておく:配線と引っ掛けシーリングだけ工事してもらえば、市販のシーリングライトは入居後に自分で取り付けられます。事実上の施主支給です。我が家も寝室はこの方式にしました(場所別の照明の記事で紹介しています)
  • プランの調整をお願いする:施主支給がダメなら、照明プランの内容や見積もりの調整を相談する方向に切り替えます

まとめ

照明の施主支給は、嫌がる会社があるのは事実ですが、聞くだけで関係が悪くなることはまずありません。

  • 嫌がられる理由は「利益」「責任」「段取り」の3つ
  • 「工賃は払います」を最初に伝えると話が早い
  • 保証の扱いは自分から確認する
  • 切り出すのは打ち合わせの早い段階がベスト
  • 断られたら食い下がらない。範囲を絞る・引っ掛けシーリング・プラン調整の代替案へ

切り出した結果どうなったか、実際のコストはどうだったかは、施主支給した話の記事に、発注から取付けまでの段取りはこちらの記事にまとめています。あわせて読んでみてください。

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