新築のネット回線、申し込みはいつ?空配管・LAN配線・ルーター設置の判断ポイント

引き渡しまであと2ヶ月。家具や引っ越しの段取りは進めているのに、ふと気づく。「そういえば、ネット回線っていつ申し込めばいいんだ?」入居初日から在宅勤務がある人にとって、これは地味に見えて切実な問題です。

この記事では、光回線の申し込みタイミングと、見落とされがちな配線・ルーター設置の考え方を整理します。私は以前、電気設備の業界にいた第二種電気工事士(ペーパー)です。配線側の知識と、実際に我が家がどう決めたかの両方から書きます。

そもそも「空配管」を知っていますか

電気設備の世界には「空配管」という考え方があります。壁や天井の中に、あらかじめ何も通していない空のパイプだけを埋め込んでおく方法です。これがあると、入居後に「LANケーブルをもう1本通したい」となったときも、壁を壊さずに配線を追加できます。

「空配管」なんて言葉、打ち合わせで一度も聞いたことがない…という人がほとんどだと思います。

正直に言うと、我が家の打ち合わせではこの説明は一切ありませんでした。今回この記事を書くにあたって初めて意識した、というのが実情です。工務店によって標準対応かどうかが分かれる部分なので、知らないまま打ち合わせが終わってしまう人は多いはずです。気になる場合は、電気配線の打ち合わせのときに「空配管って対応してもらえますか」と、こちらから聞いてみることをおすすめします。電気図面の記号の読み方は電気図面の記事にまとめているので、あわせて確認してみてください。

光回線の申し込みは、いつすればいいのか

新築の場合、光回線は入居予定日の2〜3ヶ月前に申し込んでおくのが目安とされています(出典: 光回線比較サイトの解説記事など)。戸建ては電柱からの引き込み工事が必要になることが多く、マンションより日数がかかりやすいためです。申し込みから開通まで最短でも2週間、繁忙期(3〜5月)や新規の引き込みが必要な土地では1〜2ヶ月かかることもあるようです。

正直に言うと、我が家がいつ申し込んだかは記憶があいまいです。ただ、工務店が提携している業者を通して申し込み、戸建て向けとしては割安な条件で契約できました。入居後にネットが使えず困った記憶もありません。逆算のスケジュールに自信がない人は、上記の目安を参考に、早めに動いておくと安心だと思います。

ルーターの置き場所は、自分で決めていい

回線が開通しても、家のどこにルーターを置くかで電波の入り方は変わります。我が家は、家の中心あたりにある収納の中にルーターを設置しました。収納の扉を閉めた状態でも、家じゅうどこでも電波が届いていて、正直かなり安心しています。

この配置は工務店の提案ではなく、インスタグラムで似たような間取りの投稿を見て、自分で「ここに置きたい」と希望した場所です。「家の中心に近い場所」「電波を遮る金属や厚い壁が少ない場所」を意識すると、収納の中でも十分に電波は届きます。ルーターの置き場所は、打ち合わせの中で見落とされがちな項目なので、意識して希望を伝えておくといいと思います。

置き場所のコツは「家の中心」と「電波を遮る物が少ない場所」。この2つだけ意識すればOKです。

有線LANジャックは、要望すれば付けてもらえる

無線Wi-Fiだけでなく、リビングのテレビの裏には有線LANジャックも設置しています。こちらは自分から希望したわけではなく、工務店側の標準的な提案として付けてもらいました。テレビでの配信視聴やゲーム機の通信は、無線より有線の方が安定しやすいので、結果的にありがたい提案でした。

もし標準対応に含まれていない工務店の場合でも、「テレビの裏に有線LANを1つ」という要望は、打ち合わせで伝えれば対応してもらえることが多い部分です。電気配線の打ち合わせの際に、忘れずに候補へ入れておくことをおすすめします。

まとめ

ネット環境の準備は、電気配線の打ち合わせの中でも特に「聞かれなければ教えてもらえない」項目が多いというのが実感です。空配管の対応可否、光回線の申し込みタイミング、ルーターの置き場所、有線LANジャックの要望。どれも、こちらから一言聞く・伝えるだけで後悔を避けられます。電気配線の打ち合わせで確認すべきことは打ち合わせ確認事項の記事にもまとめているので、あわせてチェックしてみてください。

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