照明器具のカタログや商品ページを見ると、「810lm」「5000K」「Ra90」といった数値が並んでいます。なんとなく見覚えはあっても、意味をきちんと理解している人は少ないのではないでしょうか。
正直に言うと、私も器具を選ぶときにこれらの数値をしっかり確認したわけではありません。明るさは「何ワット相当」「何畳用」で判断して、色温度は昼白色と決めていたので迷わなかった。Raに至っては住宅向けの照明なら最初からある程度高い数値のものがほとんどなので、気にしませんでした。
ただ、数値の意味を知っておくとカタログが読みやすくなるのは確かです。この記事では、lm・K・Raそれぞれの意味を簡単に整理します。
lm(ルーメン):光の量を表す単位
lm(ルーメン)は、照明器具が出す光の総量を表す単位です。数値が大きいほど明るい光が出ます。
以前は「60W(ワット)の電球」というように消費電力で明るさを表していましたが、LEDは消費電力が少ないため、ワット数だけでは明るさの比較ができなくなりました。そこで明るさの基準としてlm(ルーメン)が使われるようになっています。
実際の選び方は「何ワット相当」「何畳用」で十分
とはいえ、カタログのlm数を細かく確認しなくても、商品には「100W相当」「〜8畳用」といった表記があるので、それを目安に選べば問題ありません。私もlmの数値は意識せず、100W相当という表記を基準にダウンライトを選びました。
lmが役立つのは、複数のメーカーの器具を比較するときや、同じ品番でも仕様違いがある場合などです。カタログを読み込む機会があれば、参考程度に確認してみてください。
K(ケルビン):光の色を表す単位
K(ケルビン)は色温度を表す単位です。数値が低いほど温かみのあるオレンジがかった光、高いほど青みがかった白い光になります。
住宅でよく使われる色温度は主に3種類です。
- 電球色(約2700K):温かみのあるオレンジがかった光
- 昼白色(約5000K):自然な白い光。クセがなくどこにでも合わせやすい
- 昼光色(約6500K):青みがかった白い光。クリアで明るく見える
私は全部屋を昼白色(約5000K)で統一しました。色温度の選び方や部屋ごとの考え方については別の記事で詳しくまとめているので、あわせて読んでみてください。
Ra(演色性):色の見え方の自然さを表す指標
Ra(演色性)は、照明の下でものの色がどれだけ自然に見えるかを表す指標です。最大値は100で、数値が高いほど太陽光の下で見たときに近い自然な色の見え方になります。
たとえばRa70の照明と Ra90の照明では、Ra90の方が食材や肌の色が自然に見えます。スーパーの鮮魚売り場や洋服店で照明にこだわっているのは、演色性を高めることで商品を魅力的に見せるためです。
住宅向けならそこまで気にしなくていい
住宅向けの照明器具は、最初からRa80以上のものがほとんどです。一般的な生活空間ではRa80あれば十分自然な色の見え方になるので、住宅の照明を選ぶ分にはRaを細かく確認しなくても問題ないケースがほとんどです。
私も気にせず選びましたが、実際に住んでみて色の見え方に違和感を感じたことはありません。
カタログの説明ページも読んでみると参考になる
各メーカーの総合カタログには、器具の品番一覧だけでなく、照明の選び方や技術の説明ページが設けられています。メーカーによって内容は異なりますが、どのカタログにも目を通す価値のあるページがあります。
たとえばブラケットライトの場合、場所別(リビング・寝室・玄関・トイレ・廊下など)の設置例が写真付きで掲載されているページがあります。取付高さの目安も数値で示されており、「どこに付けると効果的か」が視覚的にわかりやすくまとまっています。また、センサー付き器具の取付位置の考え方を図解で説明しているページもあります。
器具の品番を調べるついでに前後のページにも目を通しておくと、打ち合わせで役立つ知識が自然と身につきます。各メーカーのウェブカタログから無料で閲覧できるので、時間があるときに一度確認してみてください。
まとめ
- lm(ルーメン):光の量。選ぶときは「何ワット相当」「何畳用」で判断すれば十分
- K(ケルビン):光の色。電球色・昼白色・昼光色の3種類が主流
- Ra(演色性):色の自然な見え方。住宅向けはRa80以上がほとんどなので気にしすぎなくていい
数値を完璧に理解しなくても、照明選びに困ることはほとんどありません。ただ意味を知っておくとカタログが読みやすくなるので、頭の片隅に入れておくと役立ちます。


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